子どもが受けられる英語資格はいくつも存在しますが、何を受ければいいのか迷ってしまいますよね。
資格にはそれぞれ特徴があり、子どものタイプによって向いている資格も異なります。
そこで今回は【小学生向け】おすすめの英語資格とその特徴を紹介します。
英検Jr
英語の資格といえば「リスニング」「ライティング」「リーディング」「スピーキング」の能力を問われますが、小学生にとってすべて対策するのはなかなかハード。
しかし「英検Jr.」はリスニング力のみを測定する資格です。
解答形式もイラストなどに丸をつけるタイプなので、初めての英語資格におすすめできます。
リスニングのみのテスト
英検Jrでは問題はすべて音声で出題され、解答はイラストなどにマークする形式で行います。
読解力や書き取り能力を問わないため、英語学習に取り組み始めたばかりの子にも向いています。
正答率で判定
英検Jrでは、結果は合否ではなく正答率で判定されます。
子どもは自分のできたことを確認でき、自信が湧いてくるでしょう。
小学校の外国語活動レベルを測定
英検Jrは小学校の外国語活動レベルに合わせた問題構成になっています。
小学校で英語を学んでいる子どもの理解度を確認したい時におすすめできる資格です。
英検
英語資格と聞くと「英検」を思い浮かべる保護者の方も多いでしょう。
「英検(実用英語技能検定)」は大人向けというイメージがあるかもしれませんが、実は小学生も受験できます。
「せっかくなら有名な資格を」「英検Jr.では物足りないかも」と考えているなら、英検を選びましょう。
多くの小学生が受験している
英検は認知度が高く、小学生からビジネスパーソンまで幅広い年齢層が受験しています。
小学生以下だけでも461,154人が受験しています。(※2021年度)
まわりの友達やクラスメイトも受験している可能性が高く、受験に対するモチベーションが維持しやすいでしょう。
留学時の語学力証明として認定されている
英検は北米を含む約400大学・カレッジが留学時の語学力証明として認定しています。
将来的に海外留学を考えているなら、英検が留学の後押しとなる可能性があります。
5級は中学初級程度の英語力
英検には1級〜5級までのレベルがあり、自分の英語力に合わせた受験が可能です。
5級は英語の学習を始めて最初の目標となる級で、中学初級程度の英語力とされています。
参考:英検(実用英語技能検定)|公益財団法人 日本英語検定協会
JAPEC児童英検
「JAPEC児童英検」は英語でのコミュニケーションを重視した資格です。
生きた英語が身についているか、この資格でチェックしてみましょう。
英語でのコミュニケーション能力を測る
JAPEC児童英検ではリスニングテストとスピーキングテストが行われます。
「英語でコミュニケーションが取れるか」を客観的に評価してもらえます。
自宅でも受験可能
JAPEC児童英検の試験会場は、主に子どもに英語を教えている教室ですが、自宅でも受験できます。
リスニングテストはCD音声にて、スピーキングテストは「zoom」を使用して外国人面接官とお話しします。
子どもがまだ幼く、「落ち着きがないから心配」といった場合におすすめです。
レベル目安が分かりやすい
JAPEC児童英検には1級から6級まで6つのレベルがあり、年齢層や学習時間に応じたレベル選択ができます。
例えば5級は5〜8歳向けで、学習時間は1年が目安とされています。
「どの級を受けさせればいいのか」と悩まずに済むでしょう。
JET
有名な英語資格としてTOEICがありますが、小学生には少し難しいのが現状です。
「JET(ジュニア イングリッシュ テスト)」はTOEICの小学生版とも言える資格です。
TOEICの問題をモデルとして作成されているため、TOEICの準備として受けさせてみてはいかがでしょうか。
TOEICの前段階
JETはTOEICの前段階として位置付けられています(JET→TOEIC Bridge→TOEIC)。
近い将来TOEICを受けさせたいなら、まずはJETから始めてみましょう。
子どもが興味を持ちやすいテーマ
TOEICは主にビジネス英語に関する試験ですが、JETは小学生向けとして、キャンプや学校生活・誕生日パーティーなどのシーンについて出題されます。
問題文にはカラーイラストが使用されており、視覚的にも理解しやすくなっています。
5レベルのテストで10段階評価
JETの評価方法は特徴的です。
レベルは5つあり、その中で2つの級の合格判定が出ます。
レベル | 級 |
---|---|
Advanced | 1級・2級 |
Intermediate | 3級・4級 |
Basic | 5級・6級 |
Starter Plus | 7級・8級 |
Starter | 9級・10級 |
例えばStarterを受験した場合、9級と10級両方の合格判定が行われます。
Starterは英語学習期間6ヶ月〜1年6ヶ月を目安としており、基礎が理解できるかどうかを確認します。
参考:JET(ジュニア イングリッシュ テスト)子どものための英語テスト
まとめ
今回は【小学生向け】おすすめの英語資格とその特徴を紹介しました。
それぞれ独自の特徴を持ち、子どもに合ったレベルを受験できます。
英語の勉強を楽しみながら取り組めるよう、子どもが興味を持てるような問題や答え方が取り入れられています。
ぜひ、子どもの英語力向上に役立ててください。
アクティメソッドでは英単語や文章表現を効率的に覚えられるため、小学1年生で英検4級合格・小学4年生で英検3級合格といった実績があります。
できる限り早い段階で英語資格合格を目指すなら、ぜひ体験レッスンを申し込んでみてください。